このひと手間だけで変わってくる!シンク(流し台)の日常的なお手入れ方法
ふと目にしたときの、シンク(流し台)の汚れ。毎日掃除するのが面倒でおざなり、という人もいるでしょう。ですが、シンク(流し台)の掃除は特別なものではありません。普段からほんのひと手間をかけることで、きれいなシンク(流し台)を保てるのです。今回は、日常的なお手入れから念入りなものまで紹介します。
これだけでいい!シンク(流し台)の日常的なお手入れ方法
シンク(流し台)は毎日使うため、どうしても汚れます。水垢や食べ物のかす、油汚れなどが原因です。きれいに保つには、毎日のお手入れが大切になります。毎日といっても1日1回でも大丈夫です。できれば夕飯を食べた後、最後の仕上げで行う方が良いですが、それ以外のときでも効果があります。まず、ゴム手袋をはめ、スポンジで台所用洗剤を使って洗います。ゴム手袋を使用するのはシンク(流し台)のお手入れには欠かせません。すべてに共通して必要です。特に強力な酸性洗剤などはゴム手袋を使用しないと危険です。そうでなくとも、洗剤を使用する場合は肌を守るために使った方が良いでしょう。硬いタワシなどを使うと傷がつくので、やわらかいスポンジで洗って下さい。スポンジは食器洗い用とは別に掃除用スポンジを用意しましょう。ステンレスの場合は目に沿って、表面をみがくようにします。目にさからうようにすると傷がついてしまい、汚れの原因にもなるので気を付けて使います。次に水をかけて、汚れと泡を落とすようにスポンジで流していきます。最後に乾いたふきんで、水気をふき取ると完了です。水分は残すと水垢となってしまうため、きれいにふき取ることが大切です。ステンレスは塩素に弱いので、塩素系漂白剤を使ったらしっかり洗い流しておくことも注意しましょう。
汚れが気になる時に!念入りなお手入れ方法
最初に40~50℃くらいのお湯を、おけにため、酸素系漂白剤を表示通りに溶かし、漂白剤溶液を作ります(お湯2ℓに対して8g)。次に漂白剤溶液に浸して軽くしぼったふきんでステンレスの目に沿って汚れを落とします。スポンジでも良いです。目に沿うのは、さきほど説明したように傷がつかないようにするためです。水に浸し、ゆるくしぼったふきんで、汚れや漂白剤を落とします。最後に乾いたふきんで水分をふき取ります。それでも汚れが取れなかった場合は、水で湿らせたメラミンフォーム(タワシやスチールウールのように研磨剤の効果がある)のスポンジを使うという方法もあります。でもこれは、できればさけた方が無難です。傷がつく場合があるので目立たない所で試して下さい。漂白剤などで洗う方法を紹介しましたが、他の方法もあります。まず重曹を使った方法です。シンク(流し台)を軽く水洗いした後、粉のままの重曹をふりかけます。30分~1時間ほど放置してスポンジでこすり、洗い流して下さい。重曹は消臭や殺菌効果も高いので一石二鳥です。排水溝のぬめりにも効果があります。セスキ炭酸ソーダを使った方法も紹介します。重曹でも落ちなかった場合に使うと効果的です。セスキ炭酸ソーダは重曹と同じアルカリ性ですが、アルカリ濃度が高いため、がんこな汚れにきく場合があります。水500mlに対して小さじ1ぱいのセスキ炭酸ソーダを混ぜ合わせたものをスプレーボトルに入れ、汚れがひどい箇所にスプレーして10分ほど放置します。あとは軽くこすることで汚れが落とせるはずです。
ホーローの場合はどうするの?お手入れ方法とは
今度はホーロー(鉄などの金属素材の表面にガラス質の釉シンク薬を高温で焼きつけたもの)のお手入れ方法を紹介します。ホーローは傷がつきやすいのでやわらかいスポンジに台所用洗剤をつけて洗います。「中性」と表示してある洗剤を使うようにして下さい。「酸性」や「アルカリ性」と表示してある洗剤、粉末クレンザーはシンク(流し台)を傷つけるのでやめましょう。汚れが取れない場合はステンレスと同じように、メラミンフォームのスポンジを使ってみるという手段もありますが、これもできればさけたいところです。使う場合は、目立たないところからというのが鉄則です。また、シンク(流し台)底面にたまったごみや鉄くずは洗い流すようにして下さい。水道水などには微量の鉄粉が含まれていますし、工事をしている場合は鉄の切粉がでます。このようなものがシンク(流し台)につくと斑点状の赤さびが発生することがあります。これは移ってさびができたので、歯磨き粉やクレンザーなどをつけて落としましょう。シンク(流し台)のお手入れ方法を日常的なものから念入りなものまで紹介してきましたが、どうしても汚れが取れないということもありえます。その場合は専門の業者にまかせてみるのもいいでしょう。プロならではの方法でシンク(流し台)をきれいにしてくれるはずです。それに1度きれいにしてもらったら、その後のお手入れも楽になります。検討してみて下さい。
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