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リフォーム用語集に出てくるシーリングの意味とその用途とは何か

シーリング材

リフォーム用語集に出てくるシーリングとは、シール(seal)から来た言葉で、封印を意味します。例えば、建物と配管の隙間や、配管と配管の継ぎ目と、配管と器材の継ぎ目などの気密性や防水性を高めるのに利用されています。また、風呂場などの水回りで使用するタイルの目地の仕上げや、建物の外壁のヒビ割れや隙間に充填して補修で利用します。シーリングと同義でコーキングいうのもあります。これは英語のコーク(caulk)から来た言葉で、穴や亀裂や隙間などから水や空気が漏れるのを防止するため、詰め物をする事を意味しています。コーキングとシーリングは建築現場では混同して使われますが、どちらが正解という決まりはないです。

シーリング材とは何か

シーリング材は、建物の外壁と風呂場やキッチンなどで使われ、水回りなどの隙間や継ぎ目を充填するペースト状の建築材料です。水などが隙間から漏れると、建物の木材部分はどんどん傷んでしまいます。また、建物の外壁に隙間があると、雨水が浸透したり害虫などが建物内に侵入しやすくなります。これらの防止に利用されます。シーリング材にはペースト状の不定形のものと、シリコンや合成ゴムをリング状などに成形して嵌め込む定形のものがあります。定形のシーリング材は充填とは言わないので、その意味では不定形のシーリング材を充填する場合をコーキングといい、定形のシーリング材も含めた総称として、シーリングということができます。

シーリング材の種類や特徴とは

シーリング材は、不定形のシーリング材(コーキング材)と定形のシーリング材に分類されます。不定形のシーリング材には、シリコン系と変成シリコン系や、ウレタン系とアクリル系などがあります。どれもペースト状で塗るタイプです。シリコン系はシーリング剤の中で最もメジャーで、低価格で耐久性と耐熱性や耐水性などに優れています。屋内と屋外だけでなく、用途を問わずに利用できます。変成シリコン系は、他の不定形シーリング材より高価で密着性と耐久性は低いですが、上から塗装が可能というメリットがあります。ウレタン系は外壁のヒビ割れの補修などに利用される事が多く、硬化するとゴムのような弾力性があるため、耐久性が高いです。コンクリートのヒビ割れの補修にも利用されます。アクリル系のシーリング材は、水性系で取扱いやすいという特徴があります。耐久性は低く、固まった時に肉痩せを起こしやすいので、リフォームでは余り使いません。定形のシーリング材は、リング状や紐状などの予め形状が決まっているシーリング材です。種類は、Oリング(オーリング)やガスケットやパッキンなどがあります。材質はシリコンや合成ゴムや金属などです。Oリングやガスケットは、配管と配管の継ぎ目に嵌め込んで、配管どうしをボルトとナットで接合するような場合に用いられています。また、Oリングとガスケットは配管などの動かない箇所のシーリングに用いられ、パッキンは動く箇所のシーリングに用いられています。パッキンの身近な例では水道の蛇口があり、開閉するような動く部分に使われているのが良く分かります。

シーリングはどのくらい長持ちするのか

シーリング材の寿命は、材質と使用される環境により異なります。また、同じ材質でもメーカーごとに品質が異なるので、ここでは材質のみの寿命にとどめておきます。メーカーや使用環境による違いについては、シーリング材を製造する各メーカーのホームページでご確認下さい。シーリング材の主な材質には、シリコン系やウレタン系やアクリル系があります。シリコン系は、耐熱性と耐候性と柔軟性も高く、利用する業者や利用用途も多いシーリング材です。耐久性は問題なく、約10年くらいは持つといわれています。ウレタン系は、ポリウレタン系が一般的で、充填して硬化した後の弾力性が非常に高いため環境の変化にも強く、優れたシーリング材です。また、アクリル系のシーリング材よりは耐久性は高いですが、紫外線には弱いので、寿命は使用環境によって5年から10年と幅があります。アクリル系は低価格が最大の特徴ですが、シリコン系やウレタン系に比べて耐久性は劣ります。肉痩せも起こしやすく、使われる頻度も少なくなっています。寿命は5年程度が目安です。シーリング材は、材質や使用環境により寿命が異なり、常に劣化していきます。シーリング材の使用箇所を定期的に点検し、劣化が認められたら早めに補修することをお薦めします。