キッチン床をリフォームする際の費用と抑えておくべきポイント
時代の移り変わりの中で自宅を自分の好みのデザインにリフォームする人が増加傾向にあります。中でも比較的多いとされているのが生活の中で利用頻度が高いキッチン周りです。そこで今回は、キッチン床のリフォームをする上で知っておくべくポイントについて詳しく解説していきます。
計画する上で事前に床の状態を把握しておく
キッチンの床のリフォームを考えた時にまず最初に行うべきポイントが床の状態のチェックです。キッチン周りは生活の中でも比較的利用頻度が高く、消耗によって何らかの不具合が起きてしまっているケースは少なくありません。こうした問題を放置したままリフォームを行なってしまうと施工後に同様の問題で悩まされることになってしまいます。そのため、不具合起きているのであれば原因の解明をして、特に問題がない場合でもどういった状態になっているかを把握しておくことが大切です。この状態の見極めは、床に最適な素材選びをする上でも重要なポイントになります。
キッチンの床に使われる素材の特徴と選び方
一口に床の素材と言ってもいくつかの種類に分かれていて、それぞれ特徴やメリットが異なります。中でもキッチンの素材として比較的多く利用されるのがタイルや石材です。ここで言う石材とは大理石や御影石などで、耐久性の高さと吸水性が殆どないという点が特徴になります。全面に敷き詰めるタイプからタイルを一枚ずつ貼り付ける物までキッチンのデザインに合わせて選べるのが魅力です。ただし、タイルは目地部分に汚れが溜まりやすいので色選びに気をつけなくてはいけません。
時代の移り変わりと共に需要が増加傾向にあるのがフローリングの素材です。フローリングは大きく分けて無垢と複合の2種類から選ぶ形で、防音機能や床暖房の対策としても最適とされています。木のぬくもりを足で直接感じられるというフローリングならではの魅力を理由にキッチンの床として選択する人も少なくありません。その反面、木の素材は吸水性が高いことから状態を維持するためのこまめな清掃やメンテナンスが重要です。
床は直接足が触れる場所である以上、機能性はもちろん、安全性についてもしっかりと考慮しなくてはいけません。そのため、費用だけでなく日常生活で使用するイメージを描きながら選択することが大切です。
リフォーム工事の基本の流れと費用
キッチン床のリフォームでまず最初に行うのが依頼する業者探しです。一口にリフォーム業者と言っても、会社によって水周りや部屋の内装など得意としている分野がそれぞれ異なります。そのため、自分が希望するリフォーム部分に実績のある業者を選ぶことが大切です。
依頼する業者が決まったら話し合いをしながら素材選びやデザインなど自分の希望を伝えて計画を立てて行きます。リフォームに掛かる工期はキッチンの広さやデザインによって若干の違いはありますが、数日から1週間程度です。新生活が始まる繁忙期の場合、他の案件との兼ね合いから工事の開始までに時間が掛かってしまうケースもあるので事前に確認をしておくことも忘れてはいけません。
リフォームに掛かる費用と少しでも予算を抑えるポイント
リフォームをする上で気になるポイントの一つが施行に掛かる予算です。キッチンのリフォームは使用する素材や施行を行う面積によって若干異なりますが、おおよその目安は50~100万円ほどです。
この費用を少しでも抑えたいと考えるのであれば、事前に優先順位をしっかりと決めることが大切になります。リフォームで比較的多い失敗例がデザインや機能性を追求するあまりにあれもこれもと追加注文をしてしまったことで予算が高くなってしまうというケースです。こういった失敗をしないためにも、リフォームする目的を明確にして本当に必要な物を厳選する作業が重要になります。
そのほかにも、同じ工事でも業者ごとに費用が変わるので複数の業者から見積もりを取って比較検討をすることも費用を抑えるコツです。
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