家を構成するために必要であるリフォーム用語の一つ建具
建具自体はあまり聞きなれない言葉ですが、実はリフォーム用語において近年重視される部分になっています。一般的にリフォームの認識は、キッチンやトイレそしてお風呂などの設備を長期間住むうえで利便性を高めるために行うことが挙げられます。その点建具というのは、目で見て分かりやすい部分ではなくそれ以外の家の細かい部分を変えることです。そこでこれからリフォームを検討している人に建具の内容と、建具を変えることによるメリットを紹介します。
建具とは窓や戸などの家の空間を仕切る部分のこと
建具とは家の外に直結する窓や玄関のドアそして家の内側でいえば障子や戸のことです。これらの設備というのは関心度が低いために、家を建てて間もない時には不便がないためすでに設計されているもので事足ります。しかし小さい子供がいる家庭だけでなく、年が経って老後の両親との同居や自身自体の老後のことを考えると、これまで不便に思わなかった既成の建具がかなり不便なものになってしまいます。そこで建具を変えることで、子供がいる家庭や老後の家庭で起きる不便性をクリアすることができます。
家の外側にある窓や玄関のドアを変えるメリット
建具をリフォームする際に、一番需要があるのが家の外側にある窓や玄関のドアを変えることです。玄関も窓も取り付ける枠を変える必要はなく、設備だけを変えるだけで済むので楽です。窓や玄関をリフォームするメリットは家の雰囲気を変えることができるよりも、やはり安全性の向上につながることです。玄関のドアは最も窃盗の侵入口として発生する場所であり、住居人としては意外に鍵の閉め忘れをしてしまう場所でもあります。そこでドアをオートロック式にすることで、鍵の施錠のし忘れを防止することで防犯力を向上させるだけでなく手が不自由になった人でも開けやすくなります。窓においては遮音以外にも、近年の問題では夏や冬の際の急激な温度変化に対応する必要があります。そこで窓に遮熱性のあるアガラスを設置することで、いちいち遮熱フィルムを張ることなく温度変化による体への負荷を軽減することにつながります。
家の内側にある障子や戸の変えるメリット
建具は外側だけでなく、家の内側にある障子や戸も該当します。障子や戸は家に目隠しとなる仕切りをつけることで自宅内のプライバシーを守るだけでなく、身体に負荷がかかってしまう夏場や冬場の風を遮る役目を担います。ただ障子や戸の問題点とすれば、障子の場合には枠の段差によって躓いたり戸であれば小さい隙間に指が挟まることでけがをする可能性があるということです。そこで内側の建具を段差を無くしたり隙間に挟まないように金具を付けるなどのリフォームをすることで、けがの防止につながり住みやすくなります。
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