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バスタブの交換費用や工事ってどうなの?

リフォーム中の浴室

 

バスタブの交換費用やタイミングって、よくわからないですよね?バスタブの交換は、本体価格以外にも、解体から設置までの工事費用が掛かります。実は、バスタブの種類や設置方法により費用は異なります。また、使用頻度によってもタイミングは違ってくるので、予め交換するべきポイントを知っておくと交換時期を見極めやすくなるでしょう。

 

バスタブ交換のタイミングを見極める3つのポイント

一般的に、バスタブの耐久性は15年から20年位と言われています。

入浴する頻度や使用環境によって異なるので、もっと長く使い続けることも可能でしょう。

長く使うと経年劣化により、どうしても老朽化してしまいます。

 

よくあるのは、コーキングが劣化して、バスタブと壁の間から水が入ってしまい腐食が起こる現象。

コーキングとは、バスタブと壁の隙間や、壁や床のタイル同士のつなぎ目を塞ぐための充填剤のことです。

もし腐食が起きてしまうと、湿気を好むシロアリが集まってきて、被害を受けやすくなってしまうでしょう。

カビの発生を抑制すれば、バスタブの寿命を延ばすことにもつながります。

カビは、バスタブに付着した皮脂などを栄養分としているので、毎日の掃除でその栄養分を流してしまえば、カビの発生を抑えられます。

 

バスタブ交換をする目安となるポイントは3つ。

 

まず1つ目は、掃除をしたのに、すぐにカビが発生してしまう場合。壁や床のひび割れや腐食した部分から水が入ってしまい、壁の中にもカビが発生している可能性があります。こうなってしまうと、壁の中から原因を取り除かなければ解決しません。

 

交換ポイント2つ目は、ひび割れや腐食していると思しき部分から、赤茶色の汚れが出てきた場合。バスタブを取り付けている金具がサビてしまっている可能性が高いです。サビがさらにひどくなると、壁に穴が開いてしまいかねません。

 

最後に、排水溝の流れが悪くなっている場合。排水トラップの劣化により、壊れて水が漏れている可能性があります。水が内側に侵食すると、バスタブの腐食が始まってしまうので、これらのポイントを発見したときはバスタブ交換を検討してみましょう。

 

 

バスタブの設置方法は3種類ある

バスタブの設置は、3つのタイプに分かれています。据え置き型、埋め込み型、半埋め込み型。それぞれのタイプによって、設置方法や費用が異なります。

 

据え置き型

据え置き型は、床面にバスタブを据え置く方法で、空間を演出するような際の設置によく使われています。床面に直接設置しているだけなので、リフォームの際は、バスタブのみを簡単に交換できます。

 

埋め込み型

埋め込み型は、バスタブの周囲の立ち上がり部分をタイルなどで仕上げる方法。周囲にフラットなスペースを設けることで、入浴の際にちょっと腰掛けたり、物を置くことも可能です。また、床面と同じ高さまで埋め込むことで、空間を広く持たせることができるでしょう。バスタブの底が床よりも低くなっているため、小さいお子さんや高齢の方がいるご家庭などには配慮が必要です。

 

半埋め込み型

半埋め込み型は、バスタブの高さ3分の1位を床に埋め込み、床面から、30センチから40センチ程度立ち上げて設置する方法。一般的には、一番取り入れられているデザインでしょう。バスタブの立ち上がりが低いので、空間を広く持てて、出入りがしやすいのもメリットです。

 

 

バスタブのタイプや設置方法は、家族構成や入浴スタイルに合わせて選ぶことが大切です。メーカーから、さまざまなスタイルが提案されているので、ぜひプロに相談してみてください。

 

バスタブ交換は6つの工程がある

バスタブの交換には、それぞれ6つの工程があります。

 

1バスルームの現地調査と見積もり

2バスタブの解体撤去

3壁・床の取り壊し

4バスタブを設置する場所の下地調整

5新しいバスタブの設置と埋め込み

6壁・床の再構築

 

この流れで交換が行われます。

 

1の現地調査と見積もりに関しては、業者によりますが、無料で行ってくれる場合がほとんどでしょう。

次にバスタブの解体撤去を行います。ここでバスタブの解体費用が掛かります。

次は、壁と床の取り壊し。バスタブのタイプと設置方法によって費用が変わってきます。既存のバスタブは壊してしまうので問題ありませんが、新たに設置するバスタブのサイズが入口より大きいと、中に入れることができません。そのときは、入口の壁をいったん壊さないといけない場合があります。設置が決まれば、次は、バスルームの下地調整。

もともと既存の物が据え置き型で設置されていたときは、調整が不要の場合もありますが、バスタブの形状などによっては調整が必要になってくるでしょう。調整が終われば、新しいバスタブを設置します。

埋め込み型などで設置するときは、埋め込む作業の手間や材料費が掛かります。

最後に、壁と床の再構築をします。新しいバスタブを設置した後に、再び壁と床を作り直していきます。

もし、再構築に多く費用が掛かるようであれば、ユニットバスをまるごと入れ替えた方が安くなる場合もあるでしょう。

初めの見積もりの段階で、一緒に検討してみるといいかもしれません。

 

バスタブ交換は高額になりがち?

 

バスタブ交換のコスト

 

バスタブ本体の価格とは別に、交換の際は、それぞれの工程ごとに費用が発生します。

既存のバスタブの解体撤去や処分費、新しいバスタブを設置・埋め込む際の工事費、排水管工事費、設置の際に壁や床を破壊したときは、その再構築工事費、他には、その他雑費などが掛かる事も珍しくありません。

解体撤去の方法や、新たなバスタブの設置方法などによって、それぞれの工程の費用が異なってきます。

 

バスタブの本体価格は、FRPであれば、1~35万円程度。

人造大理石なら、2~120万円。

ホーローは、8~135万円。

ステンレスは、2~25万円。

ヒノキなどの木製は、20~数百万円、とかなり幅広い価格帯です。

 

ちなみに、FRPとは、繊維強化プラスチックのこと。FRPは、バスタブ以外にも、貯水タンクやヨットの船体、船底などに使用されています。

工事に掛かる費用では、解体撤去と処分費で、約10万円。

新しいバスタブの設置で、5から15万円。

排水管工事費で、約7万円。

壁や床の取り壊しと再構築の費用は、バスルームの大きさや状況などによります。

その他の雑費などは、現場までの交通費や駐車場代などが掛かることがあるでしょう。

バスタブ本体のどれを選ぶかによって価格は大きく違いますが、工事の内容次第でもかなり費用が変動します。

 

 

交換がすべてではない

そもそも本当に交換が必要なのか不安になったときは、もしかすると、他の手段があるかもしれません。

例えば、クリーニング。掃除をしても落ちない汚れは、使う洗剤が間違っている場合があります。

汚れには酸性とアルカリ性があり、プロはその汚れを判断して洗剤を使い分けます。

より効果の高いノウハウを持っているので、プロにクリーニングをお願いしてみるのも良いでしょう。

また、クリーニングでは落とせなかったバスタブ汚れの場合は、浴室塗装の手段も有効です。

経年劣化による色褪せなども、この塗装で隠せます。

ただし、もともと既存のバスタブが据え置き型で、床に直接置かれているだけの場合は、塗装の費用とバスタブ交換の費用があまり変わらない場合もあります。

専門家に相談してみましょう。

工事費は、どうしても自分ではコントロールしにくい部分なので、複数の業者に相見積もりを出してもらうのも効果的です。

相見積もりによって複数の業者との費用相談ができます。

ただ、専門ではない業者は注意が必要です。お風呂のリフォームが専門ではない業者は、その都度材料を仕入れたり、不慣れな工程で作業に手間取って、余計な時間が掛かってしまうことがあります。

 

余分な工程が増えると、無駄な費用が発生することもあるでしょう。

バスタブ交換に慣れた専門の業者に依頼するのが一番の近道です。

 

 

 

 

 

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