給湯器を交換するとガス代が安くなる!?
給湯器が古くなってきてもまだ使えるから大丈夫と思っているかもしれません。しかし、交換してみると実はガス代や光熱費が大幅に削減される可能性もあります。節約上手になるために給湯器の交換の効果や適切な交換時期を理解しておきましょう。
給湯器の交換でガスの使用量を減らせる
給湯器が古くなってきたときに交換すると毎月のガスの使用量がかなり減ることがあります。給湯器を交換するときには比較的新しい型番のものを選ぶのが一般的です。エコの時代になった影響でガスを熱に効率良く変換して無駄なく水を温められるようにするための技術開発が進められるようになりました。その影響でエネルギー効率が高くなっていて、給湯器の使用量が同じならガスの使用量が減る傾向があるのです。また、古くなってくると劣化によって無駄にガスが必要になってしまっていることもあります。断熱材が劣化して熱が逃げやすくなってしまっていたり、端子の劣化によって熱がうまく水に伝えられなくなったりする場合があるからです。このようなときにも修理で部品交換をすればガスの使用量が新品の頃と同程度になる可能性も十分にあります。しかし、劣化している部品は一つや二つではない可能性もあり、修理をしても少し改善されるだけであまりガス代にはっきりと違いが生じるほどにならないこともあるでしょう。熱効率が向上している最新の給湯器に交換した方がガスの使用量の変化ははっきりと目に見えると考えられるのです。
買い替えのタイミングとして適しているのはいつか
給湯器を買い換えるタイミングとして適しているのはおよそ8年~15年程度使用したときです。少し不具合が見られるようになったら8年程度で交換しておいた方が良いですが、使用量があまり多くない場合には15年くらいなら問題なく使えます。交換するときには本体の購入費用だけでなく、工事費用もかかるのであまり頻繁に交換してもトータルでは金銭的なメリットが生まれません。不具合が生じているなら8年未満なら修理で対応し、8年以上経過しているなら交換してしまうというのが目安です。不具合は生じていないけれど光熱費が気になるという場合には10年から15年を目安にすれば良いでしょう。10年程度の間に起こる技術開発によってどれだけガスの使用量が減るかはケースバイケースです。現状として飛躍的に熱効率を向上させる技術が次々に開発されているので、買い替えると1割前後の節約ができると期待できます。長期的に見るとエコ化にも限界が生じる可能性も否定はできません。製品ごとに目安のガス代を試算してもらえるので、メーカーに問い合わせた上でメリットがあるかどうかを判断するのが賢明です。
光熱費の削減という視点で選ぶ給湯器
一般家庭では昔からガス給湯器が用いられてきました。給湯器の中では比較的本体価格が低くて耐久性も高いことからよく用いられてきたのです。しかし、実際には給湯器には電気給湯器や石油給湯器もあります。また、エコジョーズやエコキュートのようにガスや電気を効率良く使って光熱費を削減できる仕様の給湯器も導入できるようになりました。最新の給湯器には太陽熱温水器もあり、バックアップとして利用すると長期的に見れば十分位大きな光熱費の削減になるでしょう。給湯器の使用量や使用する時間帯、ガスと電気の使用量のバランスによって最適な給湯器の種類にも違いがあります。現状の使い方を考慮して適切な給湯器を導入すると大幅な節約につながる可能性も十分にあります。エコジョーズやエコキュートは初期費用が高いものの、長期的に使用すると大幅な節約になるのが特徴です。耐用年数も従来のガス給湯器や石油給湯器に比べて長くなるように作られているため、交換の頻度も少なくて済むのも魅力でしょう。買い替えをするときにはガス給湯器にこだわらないことで大きな節約ができる可能性があるのです。