リフォームの用語を解説!面格子とは?取り付ける目的は何?
面格子とは、窓に取り付けられる金属製の格子のことで、主に防犯の目的で設置されます。トイレやお風呂・台所など、比較的小さな窓に取り付けられることが多く、人目に付きにくい場所にあるこれらの窓からの空き巣被害を防ぎます。また防犯だけではなく、外からの視線を遮ったり、窓を開けて風を入れたい、美しく装飾したいなど、目的によって様々な種類の面格子から選ぶことが出来ます。こちらでは、目的別に応じた面格子をご紹介しますので、リフォームの際の参考にしてみてくださいね。
防犯目的の面格子
面格子の本来の目的は、窓からの侵入を防ぐことです。新築時にはなくても、後付けで面格子の取り付けは可能です。外壁にビスで取り付ける方法や、外壁にキズを付けたくない場合は、窓サッシ枠にブラケットを使って取り付ける方法もあります。空き巣などが窓から侵入しようとする時、5分以上かかると7割が諦めるというデータがあります。そのため窓の外側に取り付ける際には、簡単に取り外し出来ないことが最も重要なので、ご自分で付けるよりリフォームの会社に依頼される方がいいでしょう。また、窓の内側に付ける室内面格子もあり、外に設置出来ない場合にも安心です。面格子で定められた試験で確認された防犯性能の高い製品には、防犯建物部品として目録が公表されています。
視線から隠したい面格子
窓と言えば、場所によっては外からの視線が気になることがあります。風を入れたいのに、外から家の中が見えるのが気になるため、窓を開けるのをためらうことも多いでしょう。その際には、目隠しルーバー付きの面格子であれば、視線を遮りながら通風も出来ます。更に、羽部分が可動式の製品ならば、光を取り入れたり、日差しを遮るなど、自由に光の量を調節することが可能になります。水回りなどにはこのタイプの面格子が最適ですね。またマンションにおいて、共用部分に面した窓にも、この可動式ルーバーの面格子がプライバシーを守ってくれます。
面格子で窓を美しく見せたい
洋風の住宅、例えば南欧風の外観には、やはりそれにふさわしい面格子を選びたいですね。玄関周りの窓、通りに面した窓に防犯を確保したい場合にあっても、その家の雰囲気を壊さないことも大切です。住宅のデザインにこだわっているお宅では普通の面格子では無機質だと感じる方もいるでしょう。鋳物製の面格子で、植物や槍をイメージしたヨーロッパ風のものは見た目が柔らかな印象です。内側から外を見た時にもこれまでとは違う風景に見えるでしょう。面格子には他にもアルミ製、木調のもの、和のテイストのものなどがありますので、住宅にあったデザインを選ぶことが出来ます。防犯目的の面格子で、おうちがお洒落になるなんて、一石二鳥ですね。
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