リフォーム用語集!「ミストサウナ」とは?
ミストサウナとは、温水を霧状にしたものを放出するサウナのことです。銭湯などにあるドライサウナに比べて約40度と低温なこともあり、体への負担も少なく高齢の方でも安心して使えます。また、発汗作用や保湿作用もあるので、健康や美容の面においても効果が期待できます。ミストサウナは、それらのメリットから注目され、近年導入する家庭が増えている浴室設備なのです。
ミストサウナを使うことのメリット・デメリット
ミストサウナを使うと、発汗することによって血行が良くなります。すると、頭皮の汚れが落ちやすくなったり、冷え性への効果が期待できたりもするのです。保湿効果によって髪や肌へ潤いを与えるというメリットもあります。また、ミストサウナは全身を温めてくれます。短時間であっても体の芯まで温まるので、忙しい人にもおすすめです。湯船につかる時間がないという人は、シャワーを浴びながらミストサウナを使うと良いでしょう。デメリットとしては、湿気によりカビが発生しやすくなるということが挙げられます。ミストサウナを使うと浴室内の湿度が100%近くまで上がるため、使った後は必ず換気をすることが大切です。
ミストサウナの設置方法
ミストサウナには、大きく分けて天井設置タイプと壁掛けタイプがあります。天井設置タイプを導入する際には、天井に埋め込むための工事が必要です。したがって、大々的に浴室リフォームをしたいというときに、同時に導入するのがおすすめです。浴室によっては取り付けができない場合もあるので、自宅の浴室には取り付けできるかどうか設置前に確認しましょう。一方、壁掛けタイプはエアコンのような機械であり、後付けで設置できます。天井設置タイプより簡単に取り付けられるので、浴室はそこまで大幅に変えたくないけれどミストサウナを導入したいという人にぴったりです。壁掛けタイプの中では、浴室暖房乾燥機にミストサウナの機能がついているものが人気です。そちらを使うと、ミストサウナで発生した湿気を、使用後に浴室暖房乾燥機で十分に乾燥させることができます。
熱源が不要なタイプのミストサウナもある
ミストサウナの中には、熱源が必要なものとそうではないものがあります。熱源が必要なタイプだと、本体だけではなく熱源機も別途に購入しなければならないので、初期費用がかさんでしまいます。一方、熱源が不要なタイプは、本体だけ購入すれば良いのでとてもリーズナブルです。どちらのタイプであっても、設置する際は工事が必要になります。しかし、熱源が不要なタイプであれば、セルフリフォームが得意という人なら自身でも取り付け可能です。
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