リフォーム用語でよく出てくるフロアキャビネットとは?
リフォームをする際、どのようにして収納スペースを設けてそれをいかに上手に活用していくかという事は重要なポイントとなってくるでしょう。フロアキャビネットの使い方もそのひとつで、使い方を間違えるとそれだけで生活に負担がかかってしまう可能性もあります。そこで今回は、フロアキャビネットの意味を解説し、またそれを上手に使いこなすコツなどを紹介していきます。
近年フロアキャビネットは、標準装備となっている!
フロアキャビネットとは、床面に置いた台輪等の上にボックスを設置する事で構成されているキャビネットの事です。ボックスの種類も多種多様あり、台輪と一体化しているタイプや高さを調整する器具を用いているものなどがあります。現在ではキッチン家具として使われる事がほとんどで、近年ではシステムキッチンの収納においてフロアキャビネットは標準装備となっていると言えるでしょう。またフロアキャビネットは大きく分けるとキッチン用と家事スペース用の2つに分かれており、利便性が重要視されている傾向にあります。
現在は引き出し式のフロアキャビネットが一般的!
以前のフロアキャビネットは、開き扉式のものが多かったため、奥に収納した物が取り出しにくいという意見が多くありました。しかし最近では、引き出し式のフロアキャビネットが多数を占めています。引き出し式の場合、奥まで見渡す事ができ、スムーズに出し入れができるという利点があります。またフロアキャビネットの多くはレールを用いているので、閉める時はピタッと静かに閉まり音が気になるという事はありません。一方、キッチンで使うフロアキャビネットでは、どんな作業をするかによって利用頻度の高い物を取り出しやすい場所に収納しておく事は最も基本的な事と言えるでしょう。現在のフロアキャビネットには分別しやすくするために、しきりをボックスの中に設けられており、中には段差が作っているタイプもあります。このようなタイプのフロアキャビネットであれば、上段にボウルなど軽めのキッチン用具を、逆に下段には鍋など重い物を収納すると出し入れはしやすくなります。また、まな板や布巾などは衛生的な事を考えるとフロアキャビネット内に収納するのは避けた方が良いでしょう。
収納パーツを組み替えてカスタマイズもできる!
フロアキャビネットには「調味料専用引き出し」や「米びつ」など自由に組み替えができる様々な収納パーツがあり、自分が使いやすいようカスタマイズする事も可能です。ショールームではフロアキャビネットも展示されているケースが多いので、ショールームに足を運んで実際の開け閉めや使い勝手などを確認する事は大切です。
一方、最近のフロアキャビネットは地震対策として耐震用ストッパーが標準で付属されているものが多くなっています。地震が起きた場合、揺れで戸が開かないようにしてくれる便利なアイテムです。
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