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トイレを安全で使いやすくリフォームするポイント

リフォーム後のトイレのイメージ

 

どんなに住みやすい家でも長年住んでいると、それに応じたリフォームが必要になってきます。それはトイレでも同じことです。トイレが原因で思わぬ事故を引き起こしてしまうこともあります。時が経てば、住む人にあった使いやすく安全なものに変えていかなければならないでしょう。ここでは、具体的にリフォームのポイントをあげて説明していきます。

掃除がしやすく節水できるものにしよう

せっかくトイレをリフォームするなら、まずは節水型のトイレも視野に入れてみましょう。最新型なら1回に流す水の量が、大なら大体4リットル、小では3リットル程なので、10年前と比べると6割も減っています。これなら家計も大幅に助かるでしょう。またトイレは、汚れやすい場所なので、いかに清潔に保つかも重要なポイントです。最近の便器では、汚れがつきにくかったり、掃除のブラシが隅々まで届くなど使いやすさが格段に向上しています。床も人造の大理石では汚れがついても落ちやすく清潔に保ちやすいです。しかし転倒防止を考えるなら、塩化ビニール樹脂性クッションフロアもいいでしょう。床材を変えるのが難しいなら、滑り止めのついたマットを敷くだけでも構いません。このようなトイレに交換すれば省エネになり、日常での掃除時間も短時間で済むので負担を減らすことができます。

高齢者が利用するなら、手すりを設置すると、怪我を防止するだけでなく動作がスムーズになります。トイレは、狭小空間で複雑な動きをしなければならない場所です。身体にあった使いやすい高さに設置するのが事故の防止になります。利き手側の壁にL字型の手すりを付けると、立ち上がったり座ったりする時に掴むことができ、座位の安定にもつながります。縦手すりは、縦型の手すりで、出入り口への動作を楽にします。また横に付ける手すりもあり、これは、体の向きを変えるのに役立つのです。デザインも様々で、小物が置ける形状もあります。手すりとして使わない時はトイレットペーパーの保管場所にもできます。見た目は手すりっぽくないので、高齢者でなくても気軽に取り付けることが可能です。また手すりには人の体重がかかるので、設置する際には壁を補強することも頭に入れておきましょう。

 

余裕を持たせた広さにしよう

安心してトイレを使うためには、便器と壁の距離を50センチ以上離すことが必要です。そのくらい余裕のある方が、介護の必要な時でも安全でスムーズに動けます。余裕をつくるために、洋式トイレはタンクがないものに替えれば圧迫感がなく、その分スペースを生み出すことができるのです。タンクがあるものと比べると、高さでは、30センチほど、奥行きでは10センチくらい変わってきます。介護のためだけでなく、タンクがあるせいで拭きにくかった床などの掃除も楽になり、見た目もスッキリと清潔感を感じられることでしょう。トイレの中には、洗浄水をためて手洗いに使うものもあります。ついでに手洗いができて合理的に感じますが、中腰になって手を洗うことになるので腰への負担が伴います。これを避けるには、手洗いは独立して設置するのが望ましいです。手洗いをどうしても付けたい場合、タンクレスにすればその分空間ができ、小さな手洗いを近くに付けることもできます。入り口の扉が内開きの場合、万が一中で倒れてしまうと外からは開けることができません。介護をすることになれば、2人でトイレに入ることにもなり、その際に扉が内開きであると介護もしづらくなってしまいます。またドアノブも握力が弱くなってくると、握りづらくなってくるものです。リフォームするなら外開きの扉にするか、引き戸にします。引き戸ならスペースを取らず、将来車いすを利用した場合でも開け閉めがしやすいでしょう。また出入りする時は、床に凹凸があるとつまづいたり転倒してしまうので、平らにしておかなければいけません。

 

もしも和式トイレなら、ぜひ洋式トイレにしよう

和式トイレは、深くしゃがんだり立ち上がったりと動作が大きく足腰に負担をかけます。急に立ち上がることでめまいを引き起こすこともあるようです。体調に不安を抱える高齢者にとって和式トイレは、つらいものでしかありません。和式トイレと洋式トイレでは、構造や配管の位置も全く異なっているので、リフォームするには、便器のみを取り換えるだけでは済まないようです。トイレそのものを新しくつくりかえることになります。どうしても費用を安く抑えるには、簡易式の洋式トイレを和式トイレにかぶせる方法もあるようですが、使い勝手がいいわけではなくあまりおすすめできません。またトイレには、照明が必要です。20代や30代と違い、高齢者にはより明るい照度が必要と言われています。しかし明る過ぎるものは目に不快なので、しっかりと足元が見える明るさの照明を付けるようにしましょう。暗すぎると転倒の原因になってしまったり、用を足した後の健康チェックができません。トイレでは、手洗い用に手洗いカウンターがあると便利です。トイレと一体型のものは、手を洗う時、一度振り向いて手を伸ばして洗わなければなりませんが、手洗いカウンターがあると、振り返らなくても手を洗うことができます。また一体型では小さい子どもや高齢者には使いにくい高さですが、トイレとは別に設置することで、使いやすい高さにできるのです。カウンターの下には収納ができたり、鏡を置いてパウダールームのようにもなります。カウンターはデザインも色々あるのでインテリアに合わせて選ぶこともできます。

 

トイレは寝室の近くにしよう

介護が必要な人や高齢者は、トイレが寝室に近い方が移動がしやすく負担が少なくなります。離れていると、トイレに行く途中で転んでしまったりするトラブルも考えられるので、できるだけ近くにしておきたいものです。良くないケースは、トイレが1階にあり、寝室が2階にあるなどわざわざ階段を利用しないといけない場合です。毎晩のように、夜中にトイレのために起きる高齢者は、そうなるとかなりの負担を強いられます。暗い階段で転んでしまうと大ケガを負ってしまうことにもなりかねません。トイレが寝室の真横にあれば、負担も減り安心して行きやすくなるのです。玄関や廊下を通らないといけない場合は、玄関からの冷気が入らないように扉をつけるなどして対応します。暖かい寝室から急に寒い場所に移動すると、急激な温度変化により、ヒートショックを起こしやすくなってしまうのです。トイレも、昔ながらのタイル張りでは、冷え冷えとして夜間では特に寒くなります。床材をリフォームしたり、ポータブルトイレを部屋に置くなどして対応しましょう。ポータブルトイレは、シャワー付きのものもあるので、清潔に過ごせます。トイレを暖かくするには、小型の暖房機もあります。設置するスペースがないようであれば、照明とヒーターが一体となった器具もあるので試してみてはどうでしょう。また、温水洗浄便座に替えてみるのも1つです。この便座は、室内の暖房もしてくれるものがあり、冬場にとても重宝します。トイレには、緊急の呼び出しボタンを付けておくと安心です。突然具合が悪くなった時などに、ボタンを押すだけで知らせることができます。介護が必要な高齢者はもちろん、まだその必要がない若い人もリフォームの際に設置すれば、急な事態に備えて安心が生まれるでしょう。安全で快適なトイレのリフォームについてポイントをあげてきましたが、これからリフォームをするならこのような点を参考にして頂くといいのではないでしょうか。