グースネック水栓について。リフォーム用語の解説をします。
グースネック水栓はオシャレな外国のキッチンなどでよく登場するので憧れている人が多いかもしれません。システムキッチンなどでは水栓金具がセットになっているものもあり、自分で好きなものを選べないことがありますが、リフォームをする時には好みの水栓金具を取り付けられると、憧れのイメージに近づけることができます。今までグースネック水栓を使ったことがある人もない人も、正しい知識を身につけておくことが大切です。
グースネック水栓の良さ
グースネックという呼び名はガチョウの首のような形状をしていることから名付けられています。日本でよく見られる水栓は上に高く伸びているものではなく手前に伸びている形状のものが多いため、鍋などの大きなものを洗う時に水栓にあたって洗いにくさを感じることがあります。グースネック水栓の場合には高さのある形状をしているので大きなものも洗いやすく、水を入れる時にも負担が少ないというメリットがあります。また、形の美しさにも定評があり、この水栓をつけるだけで水回りがオシャレに見えるという良さもあるでしょう。リフォームで水栓だけを取り変えてイメージチェンジをするのも素敵です。
お手入れが必要になることもある
グースネック水栓の場合には水を出し入れする時の金具が水栓の根元についているか、水の出る先端についているかに分かれます。様々なデザインのものがありますが、濡れた手で何度も触っていると、どうしても水垢がつきやすくなってきます。また金具付近のデザインによっては汚れがたまりやすく、掃除に時間がかかってしまう可能性もあります。基本的なお手入れは濡れた状態のままにしておかないということで、水で濡れた時には水滴を拭きとっておくだけで汚れにくくなります。それ以外には汚れた手では触らないようにセンサー付きの水栓を使用するという方法もおすすめです。
使い方には注意が必要
グースネック水栓を使う時に最も注意をしておいたほうが良いことは、水栓の根元に負荷をかけ過ぎないということです。手前に伸びているタイプの水栓に比べて強度がやや弱い作りになっていて、上部に高く伸びているデザインのものは、乱暴に扱うと水栓の根元が傷みやすくなります。普通に洗い物をする程度であればほとんど問題がないとはいえ、シャワーホースがついているタイプのものなどは、シャワーを強く引っ張ってしまうと水栓の根元に負荷がかかります。簡単に壊れることはありませんが、できるだけ丁寧に扱うように注意をしておきましょう。洗い物をする時に鍋などを乱暴に動かすと水栓にあたって故障させてしまうこともあるので、ものが当たらないような使い方をすることも大切です。
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